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はがきのお役立ち情報

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年賀状を書く前に干支の意味と順番を理解する

年賀状を書き始めるとき、最初に気になるのはどういったことですか?

やはり「来年の干支」ではないでしょうか。

2019年の干支が亥(いのしし)でしたから、2020年は、子(ねずみ)ですが、そもそもなぜ「子」なのでしょうか。

今回は、そういった疑問を調べてまとめました!

干支って何?

干支

まず、干支と聞くと次の動物たちを思い浮かべるのではないでしょうか?

ねずみ、牛、虎、うさぎ、龍、ヘビ、馬、羊、猿、鶏、犬、イノシシ

伝説上の動物も入っていますが、この12種類ですね。

お正月にはそれぞれ次の文字を使います。

子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥

この12種類を十二支と呼びます。

干支と十二支は、違うのではないか?とお思いの方。

そうです、実は干支と十二支は違うのです。

干支は、十干(じっかん)と十二支を組み合わせたもので、

古来中国で使われていた、方角や時間、日付を示すものだったのです。

ちなみに、十干も私たちは良く知っているもので、「甲(こう)」「乙(おつ)」「丙(へい)」「丁(てい)」「戊(ぼ)」「己(き)」「庚(こう)」「辛(しん)」「壬(じん)」「癸(き)」と続く数え方のことです。

十干とは知らずに普段から触れているのですね。

十二支の順番

十二支

干支が方角や時間、日付を表すものでしたから、その要素である十二支の順番は、重要になります。

では、なぜこの順番なのでしょうか。

日本の昔話では、神様が十二支の順番を決めるという時に、色々な動物たちに競争をさせて、ゴールした順番にしようと思いついたそうです。

いよいよ新年の太陽が昇った時、前日の夕方から出発していた牛が一番に現れました。しかし牛の背に乗っていたネズミが、「神さま、新年おめでとうございまチュゥ」と、牛の背中からぴょんと飛び下り、神さまの前に走っていきました。一番はネズミになってしまったので、牛は「モゥモゥ!」と悔しがりました。

続いて虎が到着し、そして兎、龍がやってきました。こうして次々に動物たちが到着し、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪、カエル、の順番となりました。13番目になってしまったカエルは、がっかりして「もうカエル」と言って帰っていきました。

引用:まんが日本昔ばなし〜データベース〜「十二支の由来」

カエルがいたのですね。知りませんでした・・・。

引用部分にはありませんが、猫はネズミに騙されて競争に参加できませんでした。

だから今でも、猫はネズミを追いかけまわすのだそうです。

こうして十二支の順番が決まっていったのですね。

ちなみに、中国ではイノシシが豚。

ベトナムでは、うさぎが猫になっています。

ベトナムでは、日本でエントリーできなかった猫がリベンジを果たしたのですね。

十二支の動物

では、方角などを表す意味の十二支がなぜ動物なのでしょうか。

それは、十二支の順番を覚えやすくするために、

動物にこじつけただけで、意味は無いと言われています。

そこに、先ほどの物語を添えて、今世まで伝えてきたのでしょうね。

まとめ

干支は、本来、甲乙丙丁と続く十干と、子丑寅と続く十二支を組み合わせたものでした。

その意味は、方角や年月日を示すもので、今のような動物との関わりはなかったようです。

しかし、昔の人たちも十二支の順番を覚えるのが難しかったようで、いつしか動物になぞらえて、表現するようになったそうです。

現代の私たちは、縁起の良さとつなげて、その年の動物たちを尊ぶようになっています。

由来はこじつけであっても、新年をお祝いしたい!酉のように元気でいよう!などと、皆で共有できる思いを楽しめるようになりましたね。

皆さんの来年が良い年になりますように!

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