あるアンケート調査によると、約6割の人が結婚報告のはがきを出したと回答しています。
SNSを利用して結婚を報告する人が増えていますが、はがきを出す方が感謝の気持ちをより伝えることができるといえるでしょう。
しかし、実際にはがきを出す場合に「どのような文章を書けば良いか分からない」、「誰に出せばいいの?」と悩みを抱える人は少なくありません。
そこで、今回は結婚報告はがきを出す範囲、書き方のマナーなどを詳しく紹介していきます。
結婚報告はがきを出す大きな理由は、友人や知人へ結婚したという状況を伝えることにあります。
日頃から接する機会の多い人の中には、あなたが結婚したことを知っている人もいるでしょう。
しかし、挙式に参列していない人や、接する機会の少ない人は結婚したことを知らない可能性が高いです。
そのため、結婚という重要な出来事を告げないのは、失礼にあたるので結婚の報告は出した方が良いでしょう。
また「はがきを作るのが面倒」、「恥ずかしい」などの理由から、SNSで結婚を報告する人も増加しています。
これは、簡単に報告を済ませられますが、目上の人や親戚には失礼だと受け止められる場合もあるので、はがきの方が礼儀正しい印象を与えることができます。
結婚後も良いお付き合いをお願いするのが、結婚報告はがきを送るもうひとつの理由です。
挙式へ参列してくれた人に対しては、参列への感謝の気持ちを改めて伝えることができます。
さらに、思いを伝えるという重要な役割以外に、結婚後の新しい住所や苗字を伝える機会にも成り得ます。
結婚式を挙げない人は入籍したことを伝える「入籍報告はがき」を出すことが大切です。
結婚報告はがきを出すタイミングは入籍、または挙式後1~2ヶ月以内に出すのが一般的です。
ただ、結婚式前後は準備や引っ越しなどで忙しくなることが多いので、出すタイミングを逃してしまう人も少なくありません。
そのような場合には、暑中見舞いや残暑見舞い、年賀状を結婚報告はがきとして活用する方法が便利です。
結婚を報告すると共に、はがきの種類に合った時候の挨拶を書くようにしましょう。
また、式場やスタジオでプロのカメラマンに撮影して貰った写真を使いたいという人も多く、写真が出来上がってからはがきを出すケースも増えています。
参列できなかった人や年賀状のやり取りがある人には結婚を報告するために、はがきを出すのが最低限のマナーです。
勤務先の人へ送る場合は、シックなデザインを選ぶ必要があります。
挙式へ招待していなくても何らかの形でお祝いを貰った人に対しては、お礼のひと言を添えて送ります。
ちなみに、結婚式に参列してくれた人のはがきに、テーブルフォトなどを選ぶと相手が写っているので喜ばれます。
結婚報告はがきには新郎新婦の顔が写っている写真を用いるのがおすすめです。
どのような人と結婚したのかを伝えることができます。
結婚式のドレス姿や式場全体の様子が伝わるものであれば、結婚したことが分かりやすくなります。
特に親族にとっては新郎新婦の晴れ姿をはがきで見られるだけでも、嬉しいものです。
また、家族全員で撮影した写真も喜ばれます。
結婚式の写真がない場合は、私服の写真でも構いません。
結婚したことが分かるように温かい雰囲気のある写真を選ぶと良いでしょう。
新郎新婦の身内に不幸があった場合は、年末年始に喪中はがきで結婚を報告することは避けましょう。
12月中旬までに喪中はがきを出し、1月8日~2月4日頃に改めて結婚報告はがきを出すのがマナーです。
もしも、12月下旬に不幸があり、喪中はがきが間に合わないようなら無理に送る必要はありません。
ただし、間に合わないと分かっていても、送るという方法も存在します。
送れなかった時は1月8日以降に寒中見舞いを送ります。
年末以外で不幸があったという人は、四十九日を過ぎてから落ち着いた時期に結婚報告はがきを出すのがベストなタイミングです。
結婚報告はがきに必要不可欠なのは「〇月〇日に結婚いたしました。
今後ともよろしくお願いします」という文章です。
結婚を報告するために送るので、これは定番と言えるでしょう。
もう一工夫加えるなら「私たちは〇月〇日に入籍し、新しい人生の第一歩をスタートさせました。
お互いを思いやる気持ちを忘れず、助け合っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします」という文例があります。
入籍のみを伝える場合は、「挙式や披露宴を行わないので、皆様に直接ご挨拶できないこと深くお詫び申し上げます」というひと言を添えるのが一般的なマナーです。
挙式参列者へお礼を述べる時は「先日は私達の結婚式へお越しくださいまして、誠にありがとうございました」という文章を結婚報告の前に添えると良いでしょう。
年賀状と結婚報告を兼ねる人は新年の挨拶を添えるのは勿論ですが「結婚後2人で迎える初めての新年になりました」とオリジナルの文章を加えればユニークな印象を与えます。
「新春を寿ぎ謹んでお慶び申し上げます。
昨秋、私たちは結婚式を挙げて新生活のスタートを切りました。
若輩ものの私たちではございますが、これからも末永くご指導のほどよろしくお願いいたします。
皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます」
など、礼儀正しい文章であれば勤務先へのはがきにも使用できます。
マナーを守って結婚報告はがきを送れば、新郎新婦だけではなく貰った人も明るい気持ちになります。
タイミングや送る範囲など大まかなマナーは決まっていますが、基本的には新郎新婦が自由にデザインできます。
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