年末が近づいてくると、年賀状の準備をされる方も多いと思います。
日頃お世話になっている方に出すのはもちろん、新年のご挨拶がてら、普段会う機会のない親戚の方などに近況を伝えるいい機会ですよね。
そこで今回は、なかなかお会いできない親戚の方に宛てた年賀状の一言メッセージをご紹介いたします。
夫の親戚に年賀状を出すときは、書く内容に悩みますよね。
とはいえ、印刷された年賀状だけでは味気ないもの。以下のポイントを押さえて、気持ちが伝わる一言を添えてみましょう。
なかなか会う機会がなかったりする場合は、「平素はご無沙汰ばかりで申し訳ありません ご家族の皆様はいかがお過ごしでしょうか」などのように、ご無沙汰になっていることの非礼を詫びる一文から始まり、相手を気遣う一言があると丁寧な印象になるでしょう。
年内に会っている場合は、「○○の際は大変お世話になりました」のような文面にするのもいいですね。
ちょっとした自分や家族の近況を伝えるのもいいでしょう。「新居で迎えるはじめての新年となりました」「来春 長男が小学校に入学いたします」などのように、一言添えることで相手の心に残る年賀状になります。相手の状況が分からず、何が失礼に当たるか分からない場合は、近況を書かない方が良い場合もあります。
最後に、「皆様お元気で幸多き一年となりますように」のように、相手とご家族の皆様を気遣う一文で締めるといいですね。
以上の3つを組み合わせると、親戚の方への丁寧な一言を簡単に添え書きすることができます。
親戚への年賀状となると、友人に送る以上にマナーに気をつけたいところです。
せっかく送った年賀状で相手を嫌な気持ちにさせないためにも、年賀状を送る際に気をつけるべき注意点をまとめてみました。
新年のお祝いの言葉である賀詞は、いくつかありますがその中にも敬語に当たるものとそうでないものがあります。
年長者である親戚の方に送る年賀状に書く賀詞は「謹賀新年」や「恭賀新年」などの四文字のものを書くようにしましょう。
「新年をお祝いします」という言葉に「謹んで」や「恭しく」などの相手への敬意を表す言葉が入っている賀詞です。
漢字一文字の「寿」や「賀」や漢字二文字の「賀正」「迎春」などの言葉は、賀詞の中では敬語に当たる内容ではありません。また、賀詞を2つ以上使うこともマナー違反に当たります。
年賀状に一言書くときには、句読点をつけないのが通例です。
年の初めのご挨拶なので、「区切りをつけないために」という意味があるようです。また、忌み言葉といわれる「去る」「失う」「滅びる」などはお祝いの手紙である年賀状には書かないようにしましょう。
他にも、誤字がないかどうかや読みづらくなっていないかなど、基本的なことも気をつけて書いた後でしっかり見直しましょう。
親戚といっても、相手の状況によって添える一言は変わってきます。
相手のご家族にお子さんやお孫さんがいらっしゃる場合は、相手のお子さんの成長を楽しみにする一言や、子どもの成長の報告が喜んでもらいやすいでしょう。
他にも、結婚や転居、出産、新入学、卒業、就職などの人生の大きなイベントについてご報告するのも良いですね。
もし親戚の方やご家族がご病気を患っていらっしゃる場合は、こちらの楽しいことは控えて、相手を慮る一言を書く方が良いでしょう。
なかなか会う機会のない親戚の方への一言文例をまとめました。
「久しくご無沙汰いたしておりますが ご家族皆様お変わりありませんか
おかげさまで こちらは家族皆元気に新年を迎えることができております
毎日寒い日が続きます ご自愛ください」
「長らくご無沙汰いたしまして申し訳ありません
こちらはおかげさまで元気に頑張っております
ご家族の皆様で良い一年をお過ごしください」
疎遠な親戚の方は、相手がどのような状況なのか分からないことも多いので、近況は詳しく書かなくても良いでしょう。マナーを守った手書きの一言を添えることに意味があるのです。
夫の親戚へ年賀状を送る際に妻が一言添え書きする場合は、夫や家族の近況を織り交ぜると良いでしょう。
「ご無沙汰しておりますが ご家族の皆様お変わりなくお過ごしでしょうか
こちらは 新たな家族が仲間入りして新米パパママとして頑張っています
今年こそはお会いできることを楽しみにしています」
「平素 ご無沙汰しておりますことをお詫び申し上げます
娘は○歳になり すくすくと成長しております
本年も皆様にとりまして幸多き一年となりますようお祈りいたします」
親戚宛となると言葉遣いに気を使わなければならないと思いますが、大切なことは相手を思って書く一言ではないでしょうか。
年末は何かと忙しく、年賀状の準備はつい後回しになりがちです。
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